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福山青年会議所の活動紹介|まちづくりや地域イベントを支える若者たち

【シリーズ第3回】 観光プロダクト発表会レポート 福山を“目的地に”するために──19のアイデアがついに形に

更新)

福山青年会議所(JC)まちづくり委員会では、今年度の年間テーマである「福山を目的地となるまちに(きたいまちに)」の実現を目指し、6月から観光プロダクト開発ワークショップを開催してきました。

 

その集大成となる 第3回8月19日(火)「販売向け仕上げと発表」 が行われ、これまで積み上げてきたアイデアがついに“観光プロダクト案”として披露されました。
これまでの学びや気づきを形にした、参加者にとっても委員会にとっても節目となる回となりました。

最終回は「販売まで見据えた実践ステップ」

第3回は、これまでのワークショップの中で最も緊張感と期待が入り混じる回です。

参加者は、各自の企画を“販売可能な形”にまで落とし込み、その内容を発表しました。

 

これまでの流れは以下の通りです。

第1回(6月24日):観光アイデアを構想

第2回(7月22日):商品像の輪郭を整える

第3回(8月19日):販売向け仕上げと発表

第3回に向けて参加者は、

体験の流れ

参加者の安全配慮

実施体制

価格設定

集客方法

など“商品として成立させるために必要な要素”を整理。
資料づくり、講師陣との個別相談、宿題への取り組みを重ね、実践に近い形に仕上げていきました。

発表された企画は「19案」。福山の魅力の多様さがそのまま形に

今回の発表会で披露された企画は 全部で19案。
参加者は 24組 と多く、視点や専門分野もさまざまでした。

ジャンルは多岐にわたります。

 

参加者の発表からは、
福山には“何もない”のではなく、“気付いていなかっただけで魅力はたくさんある”
という実感が何度も語られました。

これは、参加者自身が地域を見つめ直し、生活のすぐそばにある資源を“観光の目線で”捉え直すことができた証でもあります。

 

実施に向けて動き出している企画も

19案の中には、すでに 実施の段階(プレツアー)に向けて動き始めている企画が3つ あります。

 

1)サムライ体験 ~高段者の指導による居合道体験&激写~

 

衣装店の事業者が企画。
店主の旦那さんが 依頼を受けて居合の所作を教えることができる高段者 であることから実現した体験で、

刀を用いた“型”の体験

袴などの衣装を着用

自分のスマホでの写真撮影が可能。

取材中には、

「外国人にも良さそう」「福山城を背景にできれば良いのでは」といった意見も出ていた。

場所は現在、尾道寄り(東尾道付近)だが、参加者からは福山城での実施のアイデアも挙がっていた。

2)福山市の離島・走島で、自然を感じながら心も体も整う

テーマはエシカルツーリズム

島の旅館 太進館 が企画している内容で、

船で走島へ渡る

海辺でBBQをする

ヨガ体験・ビーチの清掃(ビーチクリーン)を行う

という流れ。

天候に影響されやすい点が課題として挙げられていたが、
自然の中でゆっくりできる体験として話題に。
「子どもが遊ぶ場所が少ない」という走島の現状から、家族で訪れるニーズも見込まれていた。

 

3)福山の夜を知り尽くした宿オーナーと巡る交流型飲み歩きツアー 

駅前の映画館下にあるコワーキングスペース「エリアイン」の事業者が企画。
もともとは地元向けだった“梯子酒”を、観光客や出張者にも楽しめるよう ガイド付きツアー として実施している。

ツアーの内容は、

エリアインで1軒目を利用

伏見町のワインバー

最後に伏見町のお好み焼き店

の3軒を巡るもの(プレ企画時点)。

 

各店では、少量ずつ飲食を楽しむ

店の人が直接話をしてくれる
といった交流が魅力となっており、実際に参加したメンバーからも好評だった。

人数が集まれば開催できる形式で、柔軟に対応できる点も特徴。

参加者に生まれた“意識の変化”

今回の第3回発表会では、ただアイデアを披露するだけでなく、
自分のアイデアを他者に伝えることで気付く価値
言語化によって見えてくる課題
「観光は特別な人だけがするものではない」という実感
など、参加者の内面にも大きな変化が生まれていました。

取材の中では、こんな言葉もありました。

「観光は観光事業者だけのものだと思っていた。でも、誰でも観光に参加できるし、自分の活動にも観光としての可能性があると知れた」

これこそが、今回のワークショップの最も大きな成果のひとつです。

アドバイザーからは、

「小さく試す」

「走りながら改善する」
というアプローチが繰り返し強調されており、参加者もその姿勢を前向きに吸収しています。

委員会としても、調整・現地確認・安全面の確認などをサポートしながら、実施に向けて伴走していく予定です。

そして次は、11月14日の集大成事業へ

3回にわたったワークショップはこれで一区切りとなりますが、活動はここで終わりではありません。
今年度のまとめとして 11月14日(木)に集大成事業 を予定しています。

この日は、

ワークショップ全体の振り返り

プレツアー進捗の共有

事業者による現在の状況報告(5組)

福山の観光をさらに育てていくための意見交換などを行う計画です。

おわりに

 

今回のワークショップを通してわかったのは、“観光は特別な活動ではない” ということ。
日常の中にある魅力に気づき、それを人に伝えることで、誰でも観光づくりの担い手になれる——
第3回発表会は、そのことを強く感じられる場でした。

福山青年会議所まちづくり委員会では今後も、「福山をきたいまちに」
というテーマのもと、観光を通じて地域の魅力を発信し続けてまいります。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。