福山青年会議所の活動紹介|まちづくりや地域イベントを支える若者たち
(更新)
第1回の記事では、観光セミナーをきっかけに「福山を来たいまちに」という想いが広がり、多くの市民が次のステップに進むことを決意した様子をご紹介しました。
続く今回は、6~8月にかけて行われた 観光コンテンツ開発ワークショップ を振り返ります。
第1回目の記事はこちら↓
ワークショップは 全3回構成で開催されました。
単なる学びの場ではなく、自分のアイデアを実際に観光商品に育てていくプロセスを体験できるのが大きな特徴です。

第1回(6月24日 火) … 「観光アイデアを構想する」
参加者が自身の「好き」や「やってみたいこと」を起点に、福山の魅力を観光体験に変えるアイデアを出し合いました。会場では世代や立場を越えて意見が飛び交い、「そんな視点があったのか」と驚く声も多く聞かれました。

第2回(7月22日 火) … 「商品像の輪郭を整える」
アイデアを実際の観光商品として成立させるために、ターゲットや行程を整理。どんな人に来てもらいたいのか、どんな時間を過ごしてもらうのかを真剣に議論し、少しずつ具体的な形が見え始めました。

第3回(8月19日 火) … 「販売向け仕上げと発表」
価格設定や販売方法を検討し、最終的にチームごとに発表を実施。緊張感の中にも期待感があふれ、まさに“商品化の一歩手前”まで踏み込んだ内容となりました。
この取り組みは、発表して終わりではなく、実際に販売につなげることを視野に入れた実践型スタイルです。
机上の学びでは得られない「リアルな観光づくり」の感覚をつかむことができました。
参加者は4つのチームに分かれました。
すでに観光コンテンツを持つ事業者
観光化の素地を持つ事業者
農業や福祉など異分野から挑戦する人たち
まだアイデア段階の市民参加者(幅広いバックグラウンドの方々)
それぞれのチームには JTB、HYPP、地域の専門家が伴走。
Zoomを使った支援や宿題を重ねる中で、アイデアは“実際に形になるプラン”へと磨かれていきました。
ワークショップでは、福山の資源を活かした多彩なアイデアが生まれました。
四つ葉のクローバーや雑草を活用した自然体験
備後デニムなど地域素材を使った企画
走島を舞台にした島ならではのプロダクト開発
農業を観光につなげる新しい企画
福祉の現場を観光に取り入れる新しい企画
小学生向け「中国バス運転体験」など、地域企業を巻き込んだ学び型コンテンツ
参加者からは「自分の暮らしの中に観光資源があることに気付けた」といった声があり、日常の延長に観光のヒントが隠れていることを実感する機会となりました。
ワークショップを支えたのは、観光やまちづくりの現場で活躍する専門家の方々です。

山口啓介氏
(JTB広島支店/HYPP「Hiroshima Yearning Product Platform」事業主務者)
広島市での観光プロダクト開発事例を紹介し、福山での応用のヒントを提供しました。

佐藤亮太氏
(NPO法人湯来観光地域づくり公社 理事長/HYPP)
観光体験づくりの背景やノウハウを共有し、地域資源を活かした観光の視点を提示しました。

石飛聡司氏(HYPP)
安村通芳氏(HYPP)

安藤真雄氏(HYPP)
これらHYPPの専門家もアドバイザーとして参加し、各チームに寄り添いながら具体的なアドバイスを行いました。
講師陣が共通して伝えたメッセージは、
「情熱を持ち続けること」 と 「100%の完成を待たず、まずは試してみること」。
その言葉は、参加者にとって挑戦を後押しする大きな力になりました

ワークショップを通じて、参加者の意識は大きく変化しました。
「観光は一部の人だけのものではなく、自分の仕事や暮らしも観光になる」と気付いた人が増えた
実際に商品化を目指すアイデアが具体化した。
一方で課題も見えてきました。
収益性をどう確保するか
モチベーションをどう維持するか
また、インタビューの中では「福山には思った以上に魅力があるが、住民自身がまだ気付いていない」という声も多く聞かれました。
観光振興の前に、まず市民が自分のまちの魅力に気づくことが重要だという点が浮き彫りになったのです。
観光は特別なものではなく、日常の中から生まれる。
ワークショップを通じて、そのシンプルな真実を多くの人が実感しました。
小さなアイデアが重なり合い、やがて福山を“きたいまちに”変えていく。
今回のワークショップは、その大切な一歩となりました。
そして次回は、いよいよ参加者たちが生み出した 観光プロダクトの発表編。
福山の新しい魅力がどんな形で披露されるのか
──ご期待ください
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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