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福山青年会議所の活動紹介|まちづくりや地域イベントを支える若者たち

【シリーズ第1回】福山を“きたいまちに”!みんなでつくる観光の第一歩

更新)

福山といえば「鞆の浦」や「バラ公園」と「福山城


映画やドラマの舞台にもなった景色や、全国的に有名なバラのまちとして知られています。
でも実は、それだけでは語り尽くせない魅力が福山にはまだまだ眠っているんです。

「もっとたくさんの人に来てもらえるまちにしよう!」

──そんな想いを胸に、一般社団法人福山青年会議所(JC)が動き出しました。

始まったのは 観光コンテンツ開発セミナー。

「市民やお店の人が参加し、「福山をきたいまちに」変えるための挑戦がスタートしました。

 なぜ始めたの?

福山JCには今年7つの委員会があります。

 

そのひとつ「魅力あふれるまち想造委員会」が、理事長の合言葉 「福山を目的地となるまちに」 を受けて観光をテーマに決めました。


理由はシンプルです。福山の観光は、ポテンシャルがありながら十分に活かされていないから。

調査で分かったのは、ちょっと驚く事実。

観光で使われるお金(観光消費額)は、県平均よりも少ない
観光プロダクト(体験やツアーなど)の数は、広島市や宮島に比べてわずか10~20件ほど

これは「観光に力を入れていない」ことを意味するのではなく、観光資源を活かしきれていない現状を浮き彫りにしています。

 

 

福山市は人口46万人を超え、県内で広島市に次ぐ規模を誇る都市です。


新幹線も停車し、高速道路や空港へのアクセスも良い

 

ここに大きなギャップがありました。

インフラの整った“玄関口”であるにもかかわらず、観光地としての「商品力」が不足している。

「このままでは福山は“通過するまち”のままになってしまう」


そんな危機感を抱いた福山JCは、広島市で成果を上げている「観光プロダクト開発」の仕組みに注目しました。

 

広島市では新しい体験型コンテンツを次々と生み出しています。

そのモデルを福山でも取り入れ、観光の新しい風を吹き込もうとしたのです。

 

見えてきた福山の課題

福山の観光を改めて見直すと、いくつかの課題が浮かび上がります。

鞆の浦やバラ公園、花火大会など イベントや名所頼み
いつでも体験できるような 遊びや学びのコンテンツが不足
観光に来ても「食事して帰る」だけで 滞在時間が短い

観光は“行ったら終わり”ではなく、滞在時間が長いほどまちにお金が落ち、人の交流も広がります。

けれど今の福山では「立ち寄ったらすぐ帰る」というパターンが多く、観光産業の広がりにつながりにくいのです。

 

実は、地元の人にとっては当たり前の風景や文化こそ、外から来る人には新鮮で面白い体験になります。


例えば、瀬戸内の魚をさばく体験、デニム産地ならではの工場見学、農家さんと一緒に収穫体験…。

そうした“日常の延長”にこそ観光の可能性があるのに、まだ形にできていないのが課題といえるでしょう。

セミナーのテーマは「きたいまちに」

課題を踏まえて企画されたのが、今回の観光コンテンツ開発セミナー。

 

テーマは 「きたいまちに(行きたくなるまち、また来たいまち)」です。

この言葉には、
「行ってみたい!」と思わせる仕掛けをつくる
「また来たい!」と感じてもらえる体験を増やす
「観光は誰でも関われる」ことを知ってもらう
そんな願いが込められています。

 

初回セミナーには 一般市民100名に加え、JCメンバー50~60名 が参加しました。
学生から地元事業者まで幅広い世代が集まり、会場は大きな熱気に包まれました。

さらにうれしいことに、セミナー参加者の2割以上が「具体的な取り組みに参加してみたい」と意欲を示したのです。


学びの場で終わらず、実際に行動につながる芽が生まれたことが、このセミナーの大きな成果でした。

市民みんなで観光を育てる

このセミナーの大きなポイントは、観光を特別な人のものにしないこと。

 

観光は旅行会社や観光業界だけのものではありません。
農家さんが畑で野菜を収穫させてくれる、職人さんが工房を見せてくれる、地元の人が案内するまち歩き…。

それだけで観光体験になります。

 

つまり、誰もが観光の担い手になれるんです。

 

地域の飲食店、小売店、農業や漁業など、あらゆる業種や人が関わることができます。

自分の仕事や暮らしが観光につながるかも?」と気づいた瞬間から、街の景色は違って見えてきます。

 

観光は人ごと”ではなく“自分ごと


この意識の変化こそ、福山の未来を変える大きな力になるはずです。

 これからの福山観光

今回のセミナーはあくまでスタート。

 

これからはワークショップを重ね、実際に観光体験を生み出す取り組みへと進んでいきます。

 

観光といえば鞆の浦やバラ公園だけだった福山が、「行けば必ず何か面白いことがあるまち」に変わっていく未来が描かれています。

 

さらに「きたいまちに」というテーマには、観光客だけでなく、住む人にとっても“住み続けたい街”にという意味が込められています。

 

観光をきっかけに地元の魅力を再発見し、街への誇りや愛着が深まっていく。

その循環が、地域の元気を育てていくのです。

まとめ

福山にはまだまだ眠っている宝物がたくさんあります。


それを掘り起こし「福山 観光」をもっと楽しくするために始まった観光コンテンツ開発セミナー。

 

これは行政の事業ではなく、市民やお店が主役になれる取り組み。
一人ひとりの暮らしや仕事が観光につながり、街全体を盛り上げる力になるのです。

 

次回のシリーズ記事では、実際のワークショップでどんなユニークなアイデアが飛び出したのかをご紹介します。

お楽しみに!

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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